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  • 制作記

2025.01.17

デザイナーはデザインする人ではなく、翻訳者ではないのか

「イタコのように、何かを自分におろして作ってるんだね」

私のデザインの作り方について、
お客様にそう表現いただいたことがありました。


イタコ、、、ある意味そうかもしれない。
体がデザインのリズム的なものを感じて
1人踊ったり揺れてみたり、
見えない何かを掴もうと
もがいてるような、
クラゲのようにたゆたっているような、、、(難しい


でもそれって、私に特殊な能力があるわけではなく。


デザインする時って、すべてお客様からいただいたワードが元になっていると思います。
お客様からいただいた
宝石のカケラのような粒を
集めたり、
眺めたり、
別の角度から切ってみたり。
お客様が表現したい、世の中に伝えたい部分を
どうすれば1番伝わるように、
光るようにできるのか。



デザイナーってつまり
翻訳者でもあり、
宝石彫刻師のような、
石工職人のようなものでもあるのではないかと。
打ち合わせからの帰り道
そう思ったのでした。

(写真は姫路城からの眺め